公開中の映画「月あかりの下で ある定時制高校の記憶」は、定時制高校1クラスの、入学から卒業までを追ったドキュメンタリーだ。取材や撮影、ナレーションも担当した太田直子監督は「学校にも、“居場所”という機能が求められている。つないだ映像そのものがメッセージになっています」と話した。(橋本奈実)
作品で扱っているのは、統廃合で一昨年閉校した埼玉?浦和商業高校定時制。平成19年にテレビで放送され、大きな反響を呼んだことを機に、映画用に再編集した。
クラスの大半が不登校の経験を持つ。金髪、派手な服装や化粧、暴言、自傷行為…。夫が教員で、自身も女子校で非常勤講師をしていたことがある太田監督は、当初は生徒たちの様子に驚きつつも、自らハンディカメラを手に、取材を続けた。
「企画が通っていなかったので、自分で撮るしかなくて」と笑う。自分でも扱えるカメラを購入し、フルオートで撮影。撮影中に光る赤いランプを消せることも知らず、粘着テープで隠していたという。「話をすることが大事だと思っていたから」
意識させないよう、腰位置にカメラを持ち、嫌がられたら撮影をやめた。映像がぶれても彼らとのコミュニケーションに重点を置いた。まめに通う監督に生徒たちもしだいに心を許し、慕うように。60分テープで700本超を撮りためた。「編集するとき、引きの画像が少なくて困りました。でも、それだけ近くにいたん ジミーチュウ 靴
だと思って」と満足している。
4年の間に、彼らは劇的に変わる。入学当初、担任教諭は怒らず、彼らの話を聞いてあげる。そうして月日を重ねてから、生徒に役割を与えることで彼らに自主性を養わせ、仲間の大切さも教える。
監督は2児の母でもある。撮影を通じ、人は「居場所」があることで、成長していくことを痛感したという。「彼らは、上等な人間教育を受けている気がします。なんでも切り捨てず、幅広い意味で教育に力を入れていかないといけない。子供をきっちり育てていないツケは、必ず社会に返ってくる」と話した。
大阪?十三の第七藝術劇場で公開中。
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引用元:Perfect World rmt
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